2016年09月03日

「君の名は。」「シン・ゴジラ」見てきました&感想

彼(サム・ペキンパー)は同じ作品を14本も撮った。
--L・Q・ジョーンズ--

出不精なので映画もそこまでいろいろは見ていないのですが、電車で一駅のところにシネコンがあるので、あさイチの回で空いてる中でど真ん中に座って映画を見ています。そういやポップコーン男って家の中でもポップコーンまき散らしてるんだなぁ…

◆「君の名は。」
正直紹介記事とかであらすじ聞いてもピンと来ないんですよ。「男の子と女の子が入れ替わって」ってのはかなり昔から使い古されてる題材なわけで、今更何を見えてもありきたりの光景しかないわけで…って思っていたら違いました。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、地図を見て「ここで待ち合わせだ!」なんてやっても二人には会えない理由があるのです。で、そこにセカイ系の自分たちが救わなきゃのお話が絡んできて、どうなるのか、どうなったのか、って当初の紹介記事とかで想像していた話とは異なる場所に一気に持って行かれる内容でした。新海誠監督の作品は他は見てないのですが、会えない二人だったり、終わっていく青春時代だったり、そういう「切なさ」の表現が上手いし、主題なんですね。登場キャラの同年代の人よりも、オジサン・オバサンの方がいろいろ琴線に触れて感動すると思います。

いやぁ、それにしても風景が知ってる場所だらけだったなぁ、新宿の歩道橋だったり、名古屋駅の在来線コンコースだったり。

◆「シン・ゴジラ」
自分は特撮詳しくないのですが、やはり好評だと聞かされると、それも広告代理店が用意した芸能人じゃなくて、本当に好きそうな業界人が絶賛してると見に行きたくなりますよねぇ。「おぅ、これが2016年最新鋭の特撮怪獣映画かっ!」と、これでもかと映し出されるゴジラの大暴れと、砲弾の雨あられを降らせる自衛隊、頭を抱えて右往左往する政治家のオンパレードに大満足です。これは、すごい。化調と醤油で作ったスープにモヤシがドーン、そこにニンニクと温めた背脂をゴロンのあのラーメンみたいだ。この迫力を平らげること自体が快感なのです。防衛出動の要件を云々とか言うのは野暮の極み。パニック映画ってのはこうなんだってのを全力で楽しめる映画ですね。きっと私がアノ挿入曲で「実写版エヴァじゃね?」って思ってしまったのも野暮なのでここでは言及しません。

ゴジラは長年シリーズもので人気を博しているというのは、各回ともに時代を写す鏡なんでしょう。多分初期の方は「原水爆実験への反発」であったりとか「戦後の復興が灰燼に帰すことへの恐怖」とかが題材だったと思います。今作も核エネルギーということをオマージュ的に使いながらも「解決策を即時実行できない完成した民主主義ならではのフラストレーション」が大きく見えていますね。今作もまた、作成された時代を写す鏡ですね。

それにしても爆弾が遅延信管使ってるのはやっぱり気付いて感動しなきゃいけないですかね?
posted by たわらった at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(漫画・ゲーム・映画も) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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